新規商品開発

事業計画
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加藤木工は酒田船箪笥を組み立てる指物技術と神棚・仏壇に施す彫刻技術があります。
しかしながら、現在は多様なライフスタイルをがあり、20代から30代のご家庭は和室よりも洋室での生活が多くなっていることから、和家具の販売は減少傾向にあります。
これからは酒田船箪笥や和家具に固執することなく、指物技術を活かした新たな商品の着手します。

指物技術を活かした製品

指物とは、釘などの接合部材を用いず、木と木同士をホゾや継ぎ手を活用して組み合わせる技術です。ホゾとは木材の端部施されたに凸型の突起です。また凹形の穴をホゾ穴と呼びます。継ぎ手は2つの木材をホゾとホゾ穴で接合する方法です。継ぎ手の形状は縦/横/斜め、様々なホゾの切削がされています。接合されて見える表情はホゾによって多種多様です。
このことから、美しい継ぎ手の表情を活かした額縁やフォトフレームなどの商品開発を検討します。

酒田船箪笥をイメージした製品

酒田船箪笥は外装の欅(ケヤキ)の木目の美しさ、漆の重ね塗りによる艶、錠前や金物の表情の豊かさが特徴です。しかしながら、20代から30代の一般的なご家庭での船箪笥を利用するイメージはほとんどできません。今の時代にそぐわないテイストの家具なのだろうと感じています。酒田船箪笥として販売するのではなく、酒田船箪笥の特徴を活かしたインテリア雑貨などが一般的なご家庭には購入頂きやすいと考えます。一方、海外からの旅行客が増えています。海外の方々は日本の歴史や文化に興味を抱いてくださいます。販売ターゲットを国内よりも国外の方が酒田船箪笥としては販路が拡がるかもしれません。
このことから、ケヤキの木目・漆の艶・金物の表情を活かしたインテリア雑貨の商品開発を検討し、海外からの旅行客をターゲットにします。

彫刻技術を活かした製品

彫刻とは、木材を彫り刻んで立体的に表現する技術です。彫刻の対象(モチーフ)には人間や動物などの具象彫刻、心の中に描き出される抽象彫刻があります。現代では華美な彫刻が施された家具を購入される一般的なご家庭は少なく、どちらかといえばシンプルな、存在感を主張しない家具が好まれているように感じます。彫刻のイメージとしては抽象的なものであれば好まれるのかもしれません。
このことから、控えめな抽象彫刻を施した家具の商品開発を検討します。

木育を考慮した製品

木育は子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学ぶための教育活動とされています。加藤木工では、ブランド「もっこだ〜の」を設立し、木育を通じてお子さんの感性豊かな心の発達を支えます。
このことから、0歳児のお子さんからお使い頂ける離乳食用カトラリー(スプーンやフォークなど)や玩具の商品開発を検討します。

目指すべき事柄

加藤木工は指物技術と彫刻技術を強みとしています。

酒田船箪笥や神棚・仏壇など強みを活かす商品の製造だけでなく、今の時代沿った技術の活用と商品開発を続けて参ります。

著者

顧客目線での「モノづくり」を信念としている3Dスタイリングモデラーです。
性格は常に前向きで、逆境になればなるほど乗り越えるために挑戦し続けます。

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