海洋プラスチック排出削減への取組み

環境
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加藤木工がある酒田市は日本海と隣接しています。海岸には周辺国も含めたプラスチック廃棄物が漂着します。また海洋では漂流するプラスチックが砕け、海洋生物が餌と間違って食べてしまい、最終的にはその海洋生物を人間が食べる可能性があります。加藤木工は美しい海岸と海洋環境を保つため、プラスチック梱包材料利用の削減と使い捨てプラスチック製品の木工製品代用に取り組みます。

日本海酒田沖の海岸漂流物

酒田沖約40kmに山形県内唯一の離島である飛島があります。ひとつの指標として飛島に周辺国からも含めて海洋ゴミが漂着します。漂着する人工物(5.2kg/100m2)の重量比を確認すると、56%がプラスチック類、木材類が14%となっています。※1

※1 漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査地域検討会(山形県)報告書,平成 21 年 3 月

マイクロプラスチック

プラスチックは太陽光に含まれる紫外線によって劣化します。劣化したプラスチックは砕けやすくなります。
海に廃棄されたプラスチックも、紫外線によって劣化し、漂流している間に砕け、小さな欠片になっていきます。欠片の大きさが直径5.0mm以下の形状をマイクロプラスチックと呼ばれています。
プラスチックは比重が軽く、大きな形状は海岸へ打ち上げられますが、マイクロプラスチックは海洋を漂い続けます。

基材 略称 比重( g/cm3)
ポリプロピレン PP 0.9~0.91
ポリエチレン PE 0.91~0.965
ポリエチレンテレフタレート PET 1.34〜1.39

マイクロプラスチックは海洋生物が餌と間違えてしまう可能性が高いです。マイクロプラスチックを食べてしまった魚類を、人間が食べてしまうことにもなります。

海洋プラスチック排出削減への取組み

加藤木工は、海洋プラスチック排出を削減するために、以下の計画に取り組みます。

プラスチック梱包材の削減

加藤木工の製品は梱包材に一部透明なプラスチック(ビニール袋)を利用しています。利用している理由は中身を見える状態で展示するためと汚れを防止するためです。今後は透明なビニール袋を透明に見える紙材にへの変更を検討致します。

使い捨てプラスチック製品の代用

加藤木工は木工でのカトラリー(箸/スプーン/フォークなど)販売を行っています。この技術を活かして、使い捨てプラスチックカトラリーの木材への移行を検討致します。

目指すべき事柄

加藤木工が利用している資材の中心は木材です。一部梱包材にプラスチック(ビニール袋)を利用しています。

今後は梱包資材でのプラスチック利用料のゼロを目指します。
世の中の使い捨てプラスチックカトラリーの木材移行を検討します。

著者

顧客目線での「モノづくり」を信念としている3Dスタイリングモデラーです。
性格は常に前向きで、逆境になればなるほど乗り越えるために挑戦し続けます。

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