加藤木工は酒田市にあります

加藤木工は酒田市にあります。 雑記
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加藤木工は山形県酒田市にあります。
酒田市は船箪笥の三大生産地です。今では船箪笥を生産する職人も減りました。
加藤木工は船箪笥製造の復興を目指すとともに、酒田工芸品の技術継承と繁栄に尽力します。

酒田市

山形県にある酒田市は10万人(2019年6月)が住む街です。

西部は日本海に隣接し、北部には鳥海山が鎮座します。また山形県中央部を流れ、河口となる最上川と、平坦な地形が広がる庄内平野に囲まれています。

気候について、冬場は寒さが厳しいものの季節風が非常に強いため、積雪量は比較的少ないです。夏場はフェーン現象によって最高気温40.1℃(1978年8月3日)を記録したこともありましたが、海風もあり比較的涼しいです。

名産品

酒田市は日本海・鳥海山・最上川と海山川に囲まれた地形から、たくさんの美味しいものがあります。

現在ブームとなっています食べ物は「酒田のラーメン」です。
日本海に隣接していることから、魚介類スープに自家製麺を合わせていることが特徴です。
加藤木工の工場の近隣には、三日月軒があります。飛魚を煮出したアゴ出汁を活かした魚介醤油ベースのすっきりしたラーメンです。
その他の食べ物には平地で育てた庄内米や、米・水の旨さを活かした日本酒、米を飼料とした平田牧場三元豚などがあります。

一方、工芸品については、木材を活用した船箪笥が有名です。
酒田市は現在も大型客船が停泊する寄港地です。
江戸時代から大正時代にかけては「西の境、東の酒田」と言われるほど、北前船の寄港地として栄えた湊町でした。寄港地であることと合わせて北前船に積載する船箪笥の三大生産地としても繁盛しました。

酒田船箪笥

船箪笥は北前船に積載された、別名「船の金庫」とも言われる貴重品入れです。

北前船は、江戸時代から大正時代にかけて、北は北海道函館から、南は山口県下関港、終着港大阪まで航海していました。航海中は寄港地毎に商品を購入・販売していました。商品の購入・販売さらには、その際に活用された貴重品入れが船箪笥です。

酒田は佐渡(新潟県)、三国(福井県)と並ぶ、船箪笥の三大生産地とされています。江戸時代から大正時代に酒田で生産された船箪笥は、酒田船箪笥・時代箪笥などと称され、時代を超えて愛されています。しかしながら、後継者が少なくなったことから、新たに生産・販売されることは少なくなっています。

目指すべき事柄

加藤木工は船箪笥の指物技術を保有しています。

しかしながら、船箪笥を仕上げるためには、指物技術を持った指物師だけでは完結できません。船箪笥を仕上げるためには指物師の他に、外装の漆塗りを行う塗師、外装の補強と装飾に活用される金具を行う金物師の協力が必要です。指物師だけでなく塗師、金物師も継承者が少なくなっています。

これから加藤木工は、酒田船箪笥の作製を復興させるとともに、技術の伝承ならびに可能な事柄については自動化を遂行し、自動化を行うこととで現時代に適合する後継者の育成を目指します。

著者

顧客目線での「モノづくり」を信念としている3Dスタイリングモデラーです。
性格は常に前向きで、逆境になればなるほど乗り越えるために挑戦し続けます。

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